1.一番気を付けたいポイント
「穏やかな気持ちのままでいさせてあげること」
になります。
穏やかとは?と思うかもしれません。
具体的には、いつものお家のベッドでスヤスヤと眠っているペットを思い浮かべてみてください。
また、お日様の当たる窓辺で日向ぼっこをしながら毛づくろいをしている猫ちゃんを思い浮かべてみてください。
とても穏やかでゆったりと過ごしていませんか?
たとえ飼い主さんが旅行や出張などでお家を空ける際であっても、ペットにとってこのような穏やかな時間を過ごせるということは、ストレスフリーなのです。
特に犬は、もともと群れながら生きてきた種族です。個体差はあるものの、基本的には独りぼっちで過ごすのは得意ではないのです。
そのため、飼い主さんや家族などの「いつもの仲間」が誰もいなくなってしまう状況は、不安になっているかもしれないのです。
2.猫はお留守番することをどう思っているの?
猫といえば自由で自分の時間をマイペースに楽しんでいるイメージもあるかもしれません。
実際に猫は単独での行動が得意で、飼い主さんがお家を空けても、基本的には大丈夫だといわれています。
一日に15時間ほどを睡眠に費やしているともいわれていますので
犬のように、常に誰かがいてコミュニケーションをとらなくても基本的に平気なようです。
逆にかまってほしくてしつこくちょっかいを出してしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。
もちろん、個体差があるので、さみしがりやで甘えん坊さんで、飼い主さんがお家の中を移動するたびについてくるような子もいるでしょう。
それでも外出時にお外や知らない場所へと連れていかれるよりは、いつものお家でゆったりとすごすことの方が良いと感じる傾向がありそうです。
しかし、中には幼少のころから飼い主さんが常に付きっ切りでかまっていたために、
少しでも飼い主さんと離れるとストレスを感じ、分離不安となってしまう子もいます。
分離不安についてはこちらの記事をご覧ください。
飼い主さんが外出してからお留守番中に、嘔吐してしまったり、遠吠えのように鳴いたり、クッションやおもちゃなどを壊してしまったりと問題行動を起こすペットもいます。
分離不安の子にとって長期間の独りぼっちでのお留守番は大変ストレスのかかることになります。もし自分のペットが分離不安かも?と思う場合には、
まずはお家の中でかまいすぎないようにする⇒別々の部屋で過ごす⇒一日数時間のお留守番をさせる⇒1日お留守番
というように、ゆっくりと時間をかけてお留守番になれさせていく必要があります。
どうしても急な出張や予定で、お留守番の練習をさせる時間がない場合には、
ペットシッターを利用して、できるだけお留守番がストレスのかかるものにならないように工夫する必要があるでしょう。