蛇籠/蛇篭(じゃかご)とは、竹材や鉄線で編んだ長い籠に砕石を詰め込んだもので、河川の護岸や斜面の補強などに使用されてきた。石籠(せきろう)、じゃこ ともいう。英語では "gabion" がこれに近く、現代のものに限ればほぼ同義語ともいえる(英語のほうが広義)。
日本語の「蛇籠/蛇篭(じゃかご)」という名称は、設備としての完成形が蛇に似た形状で組み上げられる籠であることに由来するか、あるいは、昔から河川に蛇の伝説がつきものであったことに由来すると考えられている。なお、用字の「籠」と「篭」の違いは、前者が正字、後者が俗字で、どちらを用いてもかまわない。中国語では、「蛇籠(簡体字:蛇笼)」「石籠(石笼)」「箱籠(箱笼)」という。