日本は「ファイブ・アイズ」にとって、まずは中国、ついでに北朝鮮とロシアに関連した機密情報源として関心を持たれている。この観点から考えた場合、優れたインテリジェンス能力と充実した技術装備、また、これらの国々との地理的近さを持つ日本は、極めて価値のあるプレイヤーとなる。安全保障とステータスの向上という観点からみると、日本にとってもこれは魅力的だろう。しかし、大きなマイナス面もある。それは日本はその隣国に関する情報機関の情報を交換する義務が発生するということだ。これは日本にとって重要な、たとえば中国とロシアとの2国間関係を損なうおそれがある」