橋下維新は特別区は「中核市並み」の自治体だと説明しているが、そんなのは言語道断な単なるデマだ。おおよそまちづくりの権限も財源もない中核市が一体どこにあると言うのか。

例えば憲法学者の今井良幸氏(中京大学・准教授)によれば、特別区なるものは「憲法上の地方公共団体とは解されて」いないのであり、地方自治論の池上洋通氏(千葉大学・元非常勤講師)によれば、その存在は「憲法の『法の下の平等』原則に反する疑い」があるとすら指摘されており、「なぜ『都』になりたいのか、全く理解できない」とまで言われている。