学者たちは、この都構想に対して何と言っているのかといえば、圧倒的に批判的だ。

例えば筆者は4月27日、「大阪都構想」の危険性・リスクについての所見をお持ちの学者の方々を、立命館大学の森教授(財政学)と連名でインターネット等を通して広く公募したところ、わずか一週間で「128名」もの数多くの学者達からの返答があった。そして、106通もの「都構想の危険性についての寄稿文」(全文はこちらhttp://satoshi-fujii.com/scholarviews/を、概要版はこちらhttp://satoshi-fujii.com/scholarviews2/を参照されたい)をいただいた。

これだけの学者が一時に警鐘を鳴らしているわけだから、学術界における都構想に対する危機感は半端なものではないわけだ。