この裁判は「ラウンドアップに発ガン性があるかないか」を争った裁判ではない(無関係ではないが)。「ラウンドアップとガンとの関係を、モンサント社が隠していたことはけしからん」「隠していたことによって、農薬を使用した人がガンになった可能性を否定できない」「隠して販売したことによって、モンサント社が莫大な利益を得たことは許されない」ということを、原告側が主張して、その主張を陪審が認めた結果、モンサント社に莫大な支払い命令が出たのである。