夜間のナース対応
ナースコールが鳴らず、対応に苦慮
電気と水道が通じておらず、エレベータも停止。2~4階にいる高齢者のために、職員が階段を登って食事や水を運び続けた。

「困ったのは、ナースコールが鳴らなかったこと」(増田靖・業務科長)。トイレ介助のタイミングがつかめず、夜勤の職員が神経をすり減らしたという。

「懐中電灯も不足した。予備はあったが、できれば各部屋に1つあればよかった」と増田科長は振り返る。

トイレは水があれば流すことはできたが、「電源車の到着が遅れたら、(機能停止が長引いて)浄化槽がだめになったかもしれない」(増田科長)。