近年M&Aの増加要因には、クロスボーダーM&Aの増加と事業承継ニーズの高まりがあります。
海外企業と行うM&AはクロスボーダーM&Aとよばれます。国内企業が譲受側になるケースはIn-out型M&A、海外企業が譲受となるケースはOut-in型M&Aです。
レコフデータの発表によると2017年の国内企業が譲受側になるM&Aは672件で昨年の636件を上回り過去最多を更新するなど、現在クロスボーダーM&Aの件数は増加しています。
国内需要の縮小や新興国の経済成長によって、国内で既存事業を継続するだけでは企業の成長が危ぶまれる中、グローバルに通用するビジネスモデルを構築するための選択肢として、多くの日本企業が近年クロスボーダーM&Aに取り組んでいます。