まだ何も知らない坂道と、巻島が偶然出会っていました。
巻島はこれから山を登らないかと坂道を誘うのですが、あいにく坂道はそこから帰ってきたところでして。
事情を知らない坂道は、今度でいいですか?とことわり、巻島も何もいわず頷くのです。
が、その直後、坂道は何かの予感めいたものを感じました。
慌てて巻島を呼びとめ、