突然訪ねていった私を、西岡棟梁は快く迎え入れてくださり、諭すようにおっしゃいました。「あなたが今つくっているものが50年たつとその町の文化になる。 そういうものをつくらなければいけない。 本物の素材をうまく生かせば美しいものがつくれる。美しいものは必ず残ります」と。