食物繊維の有効性が世界的に注目されるようになったできごととして、1972年のイギリスの医師デニス・バーキット博士による「食物繊維とがんの関係性」の研究報告があります。


アフリカの農民の1日の排便量は平均470g、消化管通過時間は平均36時間だったのに対し、イギリス人の学生の1日の排便量は平均104g、消化管通過時間は平均73時間であることがわかりました。

消化管通過時間は、食べてから小腸を通過するまでは両者ともにほぼ同じでしたが、大腸に滞在している時間がまったく異なっていたのです。

イギリス人の学生は、アフリカの農民の約2倍にあたる73時間も便を大腸にためていました。

食物繊維には、おなかの調子を調子を整える作用があります。お通じが悪い方は、食物繊維が足りていないかも。食生活をチェックしてみましょう。