普通倉庫で分類されている8種類の倉庫には、それぞれ用途や基準が決められています。屋外保管の野積倉庫や水面倉庫を除く6種類の役割・保管物品をまとめました。

・1類倉庫
建屋型営業倉庫で、一番高い水準の設備・構造基準を備えています。建築時は外壁基準や災害対策、防犯といった基準を全て満たさなくてはいけません。

設備基準:防水性能・防湿性能・遮熱性能・耐火(防火)性能
保管物品:日用品・紙・電気機械・1類~5類の物品

・2類倉庫
建築に必要な設備基準が、1類倉庫よりも緩和された倉庫です。ただし保管物品に制限があります。

設備基準:防水性能・防湿性能・遮熱性能
保管物品:でん粉・肥料・セメント・2類~5類の物品

・3類倉庫
設備基準が2類倉庫よりも緩和された倉庫で、防湿性能を満たす必要がありません。そのため燃えにくい・湿気に強い物品の保管に向いています。

設備基準:防水性能・遮熱性能
保管物品:ガラス類・陶磁器・鉄材・3類~5類の物品