麻酔は、いかなる手術においても除痛の目的により、かならず必要とされます。手術を受ける患者や家族には、麻酔科医は痛みを取る医師という認識だけがあるようです。

しかし、麻酔科医は手術が無事に遂行されるために手術患者の全身管理に携わっており、その上、麻酔によって意識をなくされた患者のために、すべての医療行為が適切に行われているかどうかを見守っています。

手術を行うのは外科医ですが、その手術をトラブルがないように陰でささえているのは、実は麻酔科医なのです。