心不全の多くの症例でβ遮断薬の投与が可能ですが、中には心不全が悪化する場合がありますので、その使用に際しては細心の注意が必要です。

原則的に、心不全に対するβ遮断薬療法は入院して開始します。そして、ごく少量、すなわち高血圧や狭心症に使用する5分の1~10分の1の量から開始します。