【洒落怖】 オオカミ様の神社の修繕(山・中編)
「さ、どうぞ」 彼女が徳利をもち、俺に差し出す。 俺は良く解らないまま、杯を持ちお酌をしてもらった。 くっと空けると、人肌ほどの丁度良い燗酒で、 甘くて濃厚な米の味がした。 「・・・旨い!」 俺が呟くと、巫女さんは「それはようございました」と、 涼やかな微笑みで俺を見つめた。 途端に腹がぐうと鳴り、俺は夢中で食事をした。 巫女さんは微笑みながら、タイミング良くお酌をしてくれる。
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幽霊・妖怪・悪魔・人間などが関わる怖い話や都市伝説や時空系などの不思議な話を単発で紹介します。