【洒落怖】 エスカレーターに乗っている母娘 (名作・長編)
帰国のための荷物を手っ取り早くまとめ、 飛行機のチケットを手配し、逃げるようにして日本に帰ってくるわけだが、 帰る前に、彼女との思い出の場所やらなんやらを一通り巡った。 その国での最後の夜に、ちょうど2時過ぎ頃、 彼女が丸窓を覗いた頃、エスカレーターがブーンと鳴り始めた。 友人の忠告も無視して俺は覗いた。 しかもずっと、そのエスカレーターが止まるまで見続けた。 なにもない。なにもいない。
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幽霊・妖怪・悪魔・人間などが関わる怖い話や都市伝説や時空系などの不思議な話を単発で紹介します。