重ねて、実は村からたたき出された直後、あんまり腹が立つので、
一度件の山に行ったのだと言いました。

兎の居た辺りで気配を感じ、ふと上を見上げると、
錆び付いた斧が自分めがけて落ちてくる所で、慌てて飛び退いた、と。

「たぶんあの時、自分が腕なり脚なりを切って捧げていれば、
 子供は助かったかもしれない」とも。

おじいさんはとてもいい人でしたが、それでもタブーを犯してしまった。

報いを受けなければならないのだな、と思いました。

ちょっと哀しかったし、怖かったなあ。