さて、ある日彼が山を歩いており、ふと茂みを覗くと、
一羽の兎が居たそうです。

しかし『兎だ』と思ったのは、単に耳が長かったからで、

実の所、見なれている『兎』とは大分違う生き物であったとの事。

毛もなく目も開いておらず、

簡単に言うと『生まれたての子兎』のようだったとか。