補足※リョウメンスクナの話その1

『宗像教授伝奇考』という漫画に出てきた覚えがある。

スクナ族という、恐らく大昔に日本へ来た外国人ではないかと
思われる人が、太古の日本へ文化を伝えた。

それが出雲圏の文化形成となり、
因幡の白ウサギの伝説も、オオクニヌシノミコトの国造りの話も、
これをモチーフとした話だろう、と。

そして、大和朝廷による出雲の侵略が起こり、
追われたスクナ族がたどり着いたのが今の飛騨地方だった。

日本書紀によれば、飛騨にスクナという怪物がおり、
人々を殺したから兵を送って退治した、
という話が書かれている、と。

つまり、スクナというのは、
大和朝廷以前の時代に日本へ文化を伝えた外来人のことで、

恐らくは古代インドの製鉄を仕事とする

(そして日本へ製鉄を伝えたであろう)人々のことではないか、

と書かれていた。