…いつの間にか電気が消えている。

どうやら寝ていた?そんな気はなかったが…

体の向きを変えようとして、奇妙な音に気づく。

ペタペタッ、ペタペタッと、低いところから聞こえてくる。

…床に手をつける音…?何かが床を這い歩いて…

そう判断している最中に、
ペタペタのリズムが早くなり、体が強烈に重くなった。

金縛りとは違う、目を開けるにも全力を使うような状態…
俺が見たのは、正座で俺の胸の上に乗る女だった。