【洒落怖】山の測量(名作・長編)
女がいました。 立木に寄りかかるように、後ろ向きで立っています。 白っぽい服を着ていて、黒い髪が肩を覆っていました。 『こんな雪山に・・・なんで女?』 俺はゾッとして、望遠鏡から目を離しました。 「おーい!」 Aが俺の方に声を掛けてきました。 すると、それが合図だったかのように、 女は斜面を下って木立の中に消えてしまいました。 「なにやってんスかー。はよして下さいよー」 Aのその声で、俺は我に返りました。
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幽霊・妖怪・悪魔・人間などが関わる怖い話や都市伝説や時空系などの不思議な話を単発で紹介します。