それからAが学校に来なくなりました。

私の親が神社から呼ばれたことも何回かありましたが、
詳しい話は何もしてくれませんでした。

ただ、山の裏には絶対行くなとは言われました。

私たちもあんな恐ろしい目に遭ったので、
山など行くはずもなく、学校の中でも小さくなって過ごしていました。

期末試験が終わった日。生活指導の先生から呼ばれました。

今までの積み重ねまとめて大目玉かな、殴られるなこら、
と覚悟して進路室に行きました。

すると私の他にもBとDが座っています。

神主さんも来ていました。生活指導の先生などいません。

私が入ってくるなり神主さんが言いました。

「あんなぁ、Cが死んだんよ」

信じられませんでした。