やばいと思って、何とかこの場を離れようとエンジンをダメ元でかけてみた。

そしたらかかった。

急いで来た道を戻っていった。娘はとなりでまだつぶやいている。

早く人がいるとこに行きたくて、車を飛ばした。

ようやく街の明かりが見えてきて、ちょっと安心したが、

娘のつぶやきが、

「はいれたはいれた」から「テン・・ソウ・・メツ・・」

にいつの間にか変わってて、顔も娘の顔じゃないみたいになってた。