【洒落怖】 リアル (名作・長編)
俺も今度はゆっくりと、出来るだけ落ち着いて答える事だけに集中した。 まぁ……考えるのを諦めたんだけどね。 「そうね。どうして?って聞いてたわね。何だと思った?」 さっぱり分からなかった。考えようなんて思わなかったしね。 「??……いや……、ぅぅん?……分かりません」 「義満ちゃんはさっきの怖い?」 「怖い……です」 「何が怖いの?」 「いや……、だって普通じゃないし。幽霊だし……」 ここらへんで、俺の脳は思考能力の限界を越えてたな。 篠塚先生が何を言いたいのかさっぱりだった。
まとめへ戻る お気に入り登録
幽霊・妖怪・悪魔・人間などが関わる怖い話や都市伝説や時空系などの不思議な話を単発で紹介します。