俺は怖くて怖くて布団に潜り続けていた。

両親が来て、電気を点けて布団を剥いだとき、
丸まって身体が固まった俺がいたそうだ。

林は両親に見向きもせず車に乗り込み、
待っていた菊地、菊地の友達と供に何処かへ消えていった。

後から菊地に聞いた話では、「車を出せ」以外は言わなかったらしい。

解決するどころか、ますます悪いことになってしまった俺には、
三週間先の篠塚先生を待っている余裕など残っていなかった。

アイツを再び目にしてから、さらに四日が経った。

当たり前かも知れないが、首は随分良くなり、
まだ痕が残るとは言え、明らかに体力は回復していた。

熱も下がり、身体はもう問題が無かった。

ただ、それは身体的な話でしかなくて、
朝だろうが夜だろうが関係無く怯えていた。