【洒落怖】 リアル (名作・長編)
とりあえず俺が出した結論は、『部屋から出る』だった。 足元にある鞄を、何故かゆっくりと慎重に手に取った。 そいつからは目が離せなかった。目を離したらヤバいと思った。 後退りしながら廊下の半分 (普通に歩いたら三歩くらいなのに、かなり時間がかかった) を過ぎた辺りで、そいつが体を左右に振る動きが、 少しずつ大きくなり始めた。 と同時に、何か呻き声みたいなのを出し始めた。 そこから先は、実はあんまり覚えてない。
まとめへ戻る お気に入り登録
幽霊・妖怪・悪魔・人間などが関わる怖い話や都市伝説や時空系などの不思議な話を単発で紹介します。