【洒落怖】 リアル (名作・長編)
俺はと言うと……、固まった。 声も出なかったし、一切体は動かなかったけど、 頭の中では物凄い回転数で、起きていることを理解しようとしてたと思う。 想像して欲しい。狭いワンルームに、音もない部屋の真ん中辺りに何かいるって状態を。 頭の中では原因は解りきっているのに、 起きてる事象を理解出来ないって混乱が渦を巻いてる。 とにかく異常だぞ?灯りをつけてたけど、逆にそれが怖いんだ。 いきなり出てきたそいつが見えるから。 そいつの周りだけ青みがかって見えた。 時間が止まったと錯覚するくらい静かだったな。
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幽霊・妖怪・悪魔・人間などが関わる怖い話や都市伝説や時空系などの不思議な話を単発で紹介します。