体勢的に、ちょっとお辞儀をしているような格好になる。

「来るわけねぇよな」なんて呟きながら、お辞儀のまま右向いた時だった。

部屋の真ん中辺りに何かいた。

見た目は明らかに異常。

多分160センチ位だったと思う。

髪はバッサバサで腰まであって、簾みたいに顔にかかってた。

っつーか、顔にはお札みたいなのが何枚も貼ってあって見えなかった。

なんて呼ぶのか分からないけど、亡くなった人に着せる白い和服を来て、
小さい振り幅で左右に揺れてた。