「親しい中にも礼儀あり」といわれることもありますが、お金の貸し借りに関しては他人から借りるとき以上に気を使う必要があります。

身内からお金を借りる場合には、お金を貸してくれるその人との人間関係や親族間でのあなたの評判といったことについても考慮しておく必要があるためです。

相手にとっては「余っているお金」であったとしても、お金を貸している間はそのお金はまったく使うことができなくなりますし、あなたから本当にお金が返ってくるかどうかを気にしながら生活をする必要があるのです。

そのような不便や心理的な負担に対しては「利息」という形で対価を支払うのがマナーとして必要になります。

利息に関しては「相手から言い出す前に」お金を借りる側から言い出すべきものと考えておきましょう。

こちらから申し出た上で相手側から「利息なんて水臭いから必要ないよ」という話をしてくれるのであれば利息は免除されたものと考えても問題ないでしょうが、あなたの方から「身内だから利息なんて支払う必要はないでしょ?」という態度を取ってしまうのはマナー違反と考えておくべきです。