~紅茶と緑茶の違い~

一言でいえば、「製造法の違い」です。
お茶の葉の中には酸化酵素というものが含まれていて、この働きを利用して製造するのが紅茶、利用せずに製造するのが緑茶です。
りんごの皮をむいておいておくと褐色に変化してしまいますが、
酸化酵素の働きとはまさにこのこと。この作用を「酸化発酵」と呼びます。

一方、酸化発酵を少しだけ利用して作られるのが烏龍茶。
イギリスでは、より水色と味のしっかりした酸化発酵の強いタイプの烏龍茶が好まれるようにな、イギリス人の嗜好に合わせて産地でさらに酸化発酵を進めていくうちに、完全発酵の黒褐色の紅茶が生まれたんです。