体重が重いことにより足首や膝への障害がでやすく、腰にも慢性的な疲労をかかえます。意外に足首や膝はただ立っているだけでも、多少の重心移動により、体重の3~4倍の重圧に耐えて支えています。それが、もし体重が増してしまうと、その体重の増加分がまた倍加して負担となります。それにより足や膝だけではなく、腰への負担を大きくしてしまいます。その体重増加が一過性のものでしたらよいのですが、継続的にかかるものですから確実に徐々にその器官の疲労が蓄積されていき何かあったら大事故につながりやすくなります。

若い頃は無茶をしても体力があり、基礎代謝も高いので多少の肥満でもすぐに解消できますが、ある程度の年齢になってくると話は別。一度付いた脂肪は中々取り除くことができず、それが原因で体の様々な面に悪影響が出始めてきます。健康診断を受けてようやく重い腰を上げるという人も。そうならないために、普段から食生活には気を付けて体を労わると共に、無理のない生活を送るように心がけたいですね。最初は難しく感じるかもしれませんが、自分にできる範囲でじょじょにダイエットを行っていけば体に極端な負荷をかけずに体重を減らしていくことも不可能ではありません。大事なのは手遅れになってから急いでダイエットに励むのではなく、健康体でまだまだ若い頃から自身の体を労わってあげることといえましょう。それが10年後、20年後の健康診断の結果に表れ、臨終を病院のベットで迎えるか、自宅の寝室で迎えるかどうかの差に繋がってきます。