三歳

昔、子供はみんな、3歳になるまでは神様からの預かり物だと考えられていました。

子供が、無事に、3歳をむかえることができると、親たちは、ようやく自分の子供となった記念に子供の髪を伸ばし始めます。

この「髪置の儀」が現代に伝えられ、3歳のお祝いとなりました。

子供が白髪頭になるまで生きられるようにという願いを込めた綿帽子を頭の上に乗せたそうです。

五歳

男の子は、5歳くらいになると子供用の着物から初めて袴をつけるようになり、生活すべてにおいて周りから認めてもらえるように勉強はじめ、いろいろなことを学ぶ努力が必要となります。

この儀式を「袴着(はかまぎ)」と言い、5歳のお祝いのもとと伝えられています。

5歳には男の子が男として認められるようになるといった意味が込められています。

七歳

女の子は、7歳くらいになるとそれまで着物をとめるのに利用していた紐を帯に変えるようになります。この儀式を「紐落(ひもおと)し」もしくは「帯解(おびと)き」と言い、7歳のお祝いのもとと伝えられています。

つまり、大人の女性として認められるようになるといった意味が込められています。