中国の古い思想「陰陽説」の中で奇数を陽数といい、めでたい数と言われています。
その間をとったものが三、五、七の為、その年齢にお祝いをするとされています。
そのような影響で、日本でも奇数を陽数、偶数を陰数といって、奇数が縁起の良い数とされているからです。
また、子供の厄年がその年齢にあたるから、とも言われています。
そして、昔は乳幼児の死亡率が非常に高かった為、まだこの世に命が定着していない者として扱われていたためでもあるんですね。
その為、人生の通過儀礼のお祝いとして三歳から七歳の間にお祝いが行われるようになったと言われています。
七歳になる事は、第二の誕生と言うべき節目でもあったわけです。
このような理由で、七五三は、子供は7歳までは神様からの預かり物であるとされていて、7歳までの奇数の歳には、それまで無事に生きてこられたという感謝と、これからも幸せに、長生きが出来ますようにという願いをこめて行う儀式なのです。