加齢臭の原因と、その抑制・予防のための対策。
加齢臭の原因は、専門的には「ノネナール」といわれる成分です。
加齢臭の原因成分「ノネナール」は、皮脂から分泌される9-ヘキサデセン酸という「脂肪酸」が空気中で分解・酸化し発生します。
この脂肪酸、若い人には無く、中高年になってから生成されます。 またこの脂肪酸の分解を起こしやすくするのが、「過酸化脂質」です。
すなわち加齢臭を抑えるために原理的には、
(方策1)加齢臭のもととなる成分自体を中和して匂わないようにするか、
(方策2)この成分そのものを発生させないようにするか、
のどちらか(あるいは両方)が解決の方向となることは、おわかりいただけると思います。
つまり、「脂質の取りすぎを防ぐことによって、皮脂線からでる脂肪酸の量を減らし」、また「抗酸化作用のある食べ物を意識的に摂取していくこと」が必要となります。
これを逆から見ると、「加齢臭の発生」すなわち「食生活の高脂質化による体の酸化(=老化)」が進んでいるのみならず、メタボリック症候群のサインが出ていることにもなるのです。