「高関与度」の製品は、消費者が購入の決断にじっくりと取り組む製品だ。そのような製品は総じて高価な傾向にあるが、必ずしも金銭的な面だけの問題ではない。いったん購入すると変更に多くの時間がかかるものや、長期的に見た場合の影響が無視できない大きさとなるものもある。たとえば、個人退職基金口座(IRA)の開設は「関与度が高い」買い物だ。壁紙の購入も「関与度が高い」買い物にあたる。
「低関与度」の製品は、より衝動的に、とっさに購入される傾向がある。消費者は、欲しいと思ったらさほど調査に時間をかけない。判断が間違っていたとしても、たいしたリスクがないからだ。通常、低価格の製品が多い。
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