「日本の宝」世界に自慢したい"天守閣"が現存する城12選【国宝・重要文化財】

"天守閣"が現存する12城。姫路城、松本城、犬山城、彦根城、弘前城、丸岡城、備中松山城、松江城、丸亀城、伊予松山城、宇和島城、高知城。

誠の旗16 さん

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戦国時代末期以降、城郭のシンボルとなった高層建築物。
当初は城郭の中心的存在であったが、平和な時代が続くと維持費の嵩む天守は次第に形骸化し、シンボルとしての役割を担うのみとなった。

現存十二天守

江戸時代以前に建てられ、現在まで残った木造天守の総称。
全国に12あり、いずれも国宝あるいは重要文化財の指定を受けている。

(1)松本城[長野県松本市]

松本城は戦国時代の永正年間に造られた深志城が始まりで、現存する五重六階の天守の中で日本最古の国宝の城です。黒と白のコントラストがアルプスの山々に映えて見事な景観です。大天守と、泰平の世になって造られた辰巳附檜・月見檜のまとまりは「複合式天守」と呼び、それぞれの時代を象徴しています。この連結複合式天守は松本城だけに見られる特徴的な構造です。

(2)犬山城[愛知県犬山市]

国宝犬山城は、室町時代 の1537年に建てられ、
天守は現存する日本最古の様式です。
木曽川のほとりの小高い山の上に建てられた
天守閣からの眺めはまさに絶景。

(3)彦根城[滋賀県彦根市]

彦根城は、徳川四天王の1人である井伊直政が琵琶湖湖畔の磯山の地にお城を築こうとしたことに始まります。
直政が没したため、築城は計画のみに終わるかと思われたが父の意思を継いだ井伊直継が彦根山を城地と定め、1607年に天守閣など主要部を完成させました。
三重三階の装飾を施された天守閣は廃城令も戦災もまぬがれ、旧国宝保存法による城郭国宝の第一号に指定されました。

(4)姫路城[兵庫県姫路市]

その美的完成度が我が国の木造建築の最高の位置にあり、世界的にも他に類のない優れたものであること。
17世紀初頭の城郭建築の最盛期に、天守群を中心に、櫓、門、土塀等の建造物や石垣、堀などの土木建築物が良好に保存され、防御に工夫した日本独自の城郭の構造を最もよく示した城であること。
などが評価されたためです。

【重要文化財8城】

(5)弘前城[青森県弘前市]

弘前城(ひろさきじょう)は青森県弘前市にあった城である。別名・鷹岡城、高岡城。江戸時代に建造された天守や櫓などが現存し、また城跡は国の史跡に指定されている。江戸時代には津軽氏が居城し弘前藩の藩庁がおかれた。