恐ろしいほど密度の濃いラリーだった。全豪オープン4回戦、第16シードの錦織圭は、男子ツアー随一のストローカー、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)に真っ正面から打ち合いを挑んだ。
【ニュース20本】2014年 錦織圭飛躍の軌跡を振り返る
2014年、テニスの4大大会で決勝進出を果たすなど、大活躍を見せた錦織圭選手。2014年の活躍ぶりを、20本のニュースで追ってみました。今年2015年は、さらなる飛躍の年にしてください!
Crossroads8 さん
ランキング17位で始まった2014年シーズン。全豪オープンでは、ランキング1位のナダルにストレート負けでベスト16にとどまりました。しかしながら、果敢に攻める錦織選手は、ラリーではナダルを圧倒する場面もあり、今年の飛躍を予見させる戦いぶりでした。マイケル・チャン・コーチのストイックなテニスへの取り組みが錦織選手に大きく影響を与えているようです。
【2月11日 AFP】男子テニスのレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt、オーストラリア)は11日、錦織圭(Kei Nishikori)が四大大会(グランドスラム)で優勝を狙えるところまで成長したと評価した。
1月のブリスベーン国際準決勝で錦織選手を破ったヒューイット選手は、全豪オープンでの錦織選手の戦いぶりを、最高のパフォーマンスと高く評価しています。そして錦織を評し「彼が将来、グランドスラムで優勝するチャンスは大いにある」としています。2月の時点で、既に錦織選手の快進撃を予想していました。ちなみに、ヒューイット自身は50位で2014年を終えています。
錦織圭をフェデラー撃破に導いた1プレー - 王者を迎えるマイアミのセンターコートは、明らかに、そわそわしていた。 現地時間26日に...
マイアミでのソニー・オープン男子シングルス準々決勝。2014年シーズン、22勝3敗で迎えたこの試合、絶好調のフェデラーにとって、世界ランク21位の錦織との対戦には「敗退」の2文字はなかったはず。お互い、まだ「格」の違いを感じていたはずです。しかし、フェデラーを飲み込むような流れは、錦織選手が掴んでいました。この後、ランクを上げていくためには、ぜひとも破っておきたい選手の一人だったはずです。錦織選手にとっては、大きな一戦でした。
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2014年の成長点として、サーブが良くなり、サーブで危機をしのげるようになったことと、ストロークでも、大切な場面でエラーを出さなくなった点を挙げる錦織選手。フェデラーを破っての準決勝、ジョコビッチ戦は、股関節の痛みにより棄権しました。錦織選手のプレーを見たかったという気もしますが、ここはプロ選手としての長期的なキャリアを考えての判断だと思います。
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2月、メンフィスでのアメリカ国際インドアテニス選手権に続き、2勝目、ツアー通算5勝目を挙げました。ヒラルドをセットカウント2-0での圧勝です。錦織選手自身、クレーでの初優勝でもあります。
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結果から見ると、マドリードの準優勝で、自己最高位の9位を記録しまし、見事にトップ10入りを果たしました。その後は、10位、12位と順位を下げましたが、ウィンブルドンのベスト16で11位を獲得しました。その後も、快進撃は続きます。
テニスのマドリード・オープンは11日、マドリードで男子シングルス決勝が行われ、世界ランキング12位の錦織圭は同1位のラファエル・ナダル(スペイン)に6―2、4―6で迎えた第3セット、0―3とリー...
マドリード・オープンの決勝において、ナダルと対戦しました。第1セットを先取し、第2セットを失ったものの第3セット途中で棄権し、準優勝となりました。この結果、世界ランクは自己最高の9位となりました。
錦織圭が全仏初の1回戦敗退、ナダルは元世界15位に完勝:テニスニュース:テニスナビ - Tennis Navi: テニスナビによるトーナメントやテニスに関連するニュース、トピックス。本気でテニスを楽しむ人とテニ...
錦織選手はリードしていた第1セット途中から、クリーザンが優勢となり、逆転負けを喫しました。まだ、怪我の影響が残っていたようです。全仏4度目の出場で、初めての1回戦敗退という残念な結果に終わりました。
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ここまでの成長ぶりを結果として目に見える形で残してきた錦織選手。定評のフォアのみならず、バックハンドの上達にも驚いているとしています。才能もさることながら、錦織選手本人の努力も大きかったと思います。「芝」ならではのドラマもあるので、楽しみな大会です。
2014.06.21 「ほぼ100%」と錦織圭が意気込みを語る [ウィンブルドン] テニスを愛するすべての人々へ。テニスを「知る」「読む」「観る」「調べる」「楽しむ」そして、テニスに「参加する」。あなたがのぞむ...
ウィンブルドンに、健康状態は「ほぼ100%」とという良好な状態で臨む錦織選手。ウィンブルドンは、唯一4回戦に進出したことのないグランドスラムです。今年は、体調的にもメンタル的にも自信を持って挑むことができそうです。
自身初のベスト16入り。しかし、錦織圭にとってこのウィンブルドンは、グラス(芝)コートの恐ろしさを味わわされた大会だったのではないか。ケニー・デシャプールにストレート勝ちした1回戦も、楽な試合では...
ウィンブルドンは16強、ラオニッチに敗れて8強は達成できませんでした。気力・体力ともに充実した形で臨んだウィンブルドン。初戦から、格下相手に苦戦しながら勝ち上がってきましたが、「芝」を克服することはできませんでした。錦織選手としては、8強入りを逃したことよりも、格上ではありますが2戦2勝中のラオニッチに敗れたことが悔しいようです。過去には、松岡修造元選手がウィンブルドンで8強入りを果たしています。
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いよいよ全米オープン。術後3週間で、ウィンブルドンの時のように心身ともに充実しているどころか、最悪のコンディション。出場すら危ぶまれた全米オープンです。出場するためにニューヨークに来たとはいえ、錦織選手の弱気な一面も垣間見えました。これが、後の快進撃につながるとは、誰が予想できたでしょうか。
錦織圭、100%復調でさらに深まる自信 - 錦織圭(日清食品)にはツキも出てきた。現地時間28日に行われた全米オープンテニス(米国・ニューヨー...
全米オープン、2回戦を終え3回戦に勝ち進んだ錦織選手。術後間もないにもかかわらず、2回戦を終えた後には「100%、戻ってきている」と大会直前とは一転、好調ぶりが際立ちます。これは、自信の表れとも言えます。3回戦の相手はメイヤー、対戦相手として不足はありません。
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全米オープン決勝に進出した錦織選手は、チリッチと対戦しました。結果は0-3のストレート負けで準優勝。チリッチとの過去の対戦成績は錦織選手が5勝2敗でリードしていました。錦織選手に有利かと思われましたが、まさかのストレート負け。全米制覇も現実味を帯びており、期待が高まっていただけに残念でした。敗因としては、215キロを記録する強力なサーブを崩せなかったことと、ラリーでも主導権が握れなかったこと。当初は、出場さえ危ぶまれた全米オープン。年間を通して最高の見せ場を作ってくれた大会であったことは間違いないでしょう。この経験が、来年以降必ず結果として出てくるに違いありません。
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1375万分の1。これが全米オープン終了時8位の錦織選手の立ち位置です。言うまでもなく、この順位を維持し、さらに上げていくのは容易なことではありません。大会ごとに結果を出していく必要があります。全米オープン準優勝の錦織選手には、4大大会での初優勝の期待が高まりますが、現実的にはそう簡単ではないかもしれません。好成績による負の側面もあるからです。例えば、ワウリンカは試合や練習でうまくいかないと「こんなはずではない、もっと俺はできるはずだ」と自分を追い詰めてしまったそうです。今後、錦織選手にもこのような葛藤が訪れるかもしれません。それを克服してほしいものです。
錦織圭に芽生えたトップとしての覚悟 - 5日に開幕した上海マスターズでは、初戦で世界60位のジャック・ソック(米国)に敗れた錦織圭(日清食...
全米オープン準優勝後、マレーシア・オープンと楽天オープンと錦織選手は2大会連続で優勝を飾りました。注目を集める錦織選手にとっては、試合だけではなくファンやマスコミ等の対応もあり、疲労も重なっていたはずですが、きっちりと結果を出しました。活躍が期待される中で、選手間の包囲網も狭まってきています。それを正面から受け止め、トップ選手としての自覚を持ってプレッシャーに打ち勝ち、奢ることなく戦ってほしいと思います。
いかにして自信を身につけたか今回の全米オープンにおける錦織選手の活躍の中で私が強い印象を持ったのは、ベスト4進出時の記者会見です。彼が「勝てない相手はもういない…
「勝てない相手はもういないと思う」と記者会見で発言した錦織選手。準優勝を飾った全米オープンで、ベスト4進出時の記者会見だそうです。この発言の後、錦織選手は準決勝でジョコビッチを破り、決勝に進出しています。発言通りの結果を出したとも言えます。これは、技術面のみならず精神面での成長を感じさせてくれます。これも、チャン・コーチの指導による影響が大きいようです。
ロンドンで15日に行われた男子テニスのプロテニス選手協会(ATP)ワールドツアー・ファイナル準決勝で、錦織圭(にしこりけい)(24)はノバク・ジョコビッチ(27=セルビア)に1―6、6―3、0―...
年間成績上位8選手が争うツアー・ファイナルに初出場を果たした錦織選手。1次リーグは、フェデラーにこそ敗れましたが、マリーとフェレールに勝ち準決勝に進みました。準決勝では、全米オープンで勝利を収めたジョコビッチと対戦しましたが、残念ながら敗れ、決勝進出には至りませんでした。しかしながら、錦織選手はファイナル出場とベスト4という輝かしい記録と世界ランク5位という成績で2014年シーズンを締めくくりました。
錦織圭は、すでに十分有名なスポーツ選手だったが、2014年の1年間でスポーツ界の枠を超えた大スターになった。野球で言えばイチロー、松井秀喜のような存在と言えるだろうが、
日本でよりも世界で有名になり、いわば「逆輸入」型の人気が出た錦織選手。これまでのスポーツ選手にはない人気の出方です。世界をツアーしながら戦うプロテニスならではの人気といえるでしょう。2014年を世界ランク5位で終えた錦織選手、獲得賞金の総額は443万9218ドルです。1ドル105円と換算して4億6612万円。賞金制度のプロスポーツにおいては、2008年の今田竜二(ゴルフ)を大幅に抜いて歴代トップの額となります。
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2014年、錦織選手躍進の片鱗は、既に全豪オープンから見えていたようです。それは4回戦で当時世界ランク1位のナダルとの対戦です。結果だけ見ればストレート負けですが、濃密な3セットで競り負けた試合でした。チャン・コーチの厳しい指導のもと、錦織選手は既に大きく成長していました。全米オープンではトップ10プレーヤーを次から次へと撃破し、年間で見れば、ナダルを除きフェデラー、ジョコビッチ、マリーから勝利を奪っています。その結果、世界ランクも17位から5位まで驚異的に順位を上げました。残るは、4大大会優勝です。2015年の活躍を期待したいと思います。
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