大人気!!『パズドラ』ユーザーにやさしい「ポカポカ運営」とは?

ガンホーが提供する「パズドラ」。大ヒットの要因の一つとして、これまでのソーシャルゲームと異なる運営方式が注目されています。ガンホーでは課金率を重視する「北風運営」に対して、ユーザーに優しい「ポカポカ運営」を提唱。無料でもずっと楽しめる姿勢が、ユーザーに受け入れられているようです。

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「パズル&ドラゴンズ」はガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社から配信されているiPhone用およびAndroid搭載スマートフォン用ゲームアプリ。略称はパズドラ。

従来の『課金率』を重視せず、『継続率』を重視したソーシャルゲームとして展開。2012年に大ヒットし注目された。

この『継続率』を重視した運営方針は、「ポカポカ運営」と呼ばれている。

『課金率』ではなく『継続率』を重視するのが「ポカポカ運営」

ソーシャルゲームにおいては、集客力・継続率・課金率・顧客単価を伸ばすことが至上命題。

「パズドラ」では従来のソーシャルゲームにおいて重視されてきた『課金率』ではなくユーザーの『継続率』を重視。

プロデューサーの山本大介氏はこれを童話の北風と太陽になぞらえて、「ポカポカ運営」と呼ぶ。

課金率が高ければ高いほど売上が多くなる。そしてこの課金率を高める部分こそ、ゲームデザイナーの腕の見せ所

これに対し「パズドラ」では『継続率』を重視。

課金を強制する「北風運営」に対して、ユーザーに優しい「ポカポカ運営」を提唱

「無料で長く遊んでもらえればいつか課金してくれる」という思想

「ポカポカ運営」の基本は「無料でもずっと楽しめる」点。

しかし、だからといってゲーム性やクオリティに手を抜いているわけではない。

もともと170円で販売する想定で開発を行っていた「パズドラ」。ゲーム性やクオリティの高さにも定評がある。

ゲーム自体は無料でずっと楽しめる必要がある

プロデューサー山本氏は「無料でゲームを遊んでもらおうとすると、よこしまな考えで「どうやってお金を稼ごうか」とか考えてしまったりして、ゲームの要素を全部出し切らないうちに、突然「ここからはお金払ってください」みたいな形になったりします。最初から有料販売するつもりで作りました。」と。

無料ユーザーであっても、長く遊んでもらえればいつか課金してくれるチャンスがあり、何よりもユーザー継続率を重視するのが『パズドラ』の運営方針

こういった「逆転の発想」が「パズドラ」の驚異的なヒットにつながる。

『課金率』重視のソーシャルゲームと一線を画す「パズドラ」

パズドラでは,『課金率』重視のソーシャルゲームとは違い、友達を連れてくるとアイテムがもらえるといった手法は一切行われていない。

ソーシャルゲームでは口コミが非常に有効ではあるが,そういった「作られた口コミ」では逆効果にしかならない

定型文のポストなどのキャンペーンは、友人関係をアイテム欲しさに犠牲にすることにつながるため、結果としてタイトルの魅力を損なう原因になる

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