イギリスのボリス・ジョンソン首相は19日、現在イングランドで導入されている新型コロナウイルス対策「プランB」を、27日に終了すると発表した。これにより、公共施設でのマスク着用やワクチン接種証明の提示が廃止される。
ジョンソン首相は、ワクチンの追加接種が進んだことや、人々がこの対策を順守したため、より制限の緩い「プランA」に戻れると説明。また、全国的にオミクロン株の流行はピークを過ぎたと、科学者がみていると述べた。
「プランB」は昨年12月、感染力の高いオミクロン株の流行を抑え、ワクチンの追加接種の時間を稼ぐために導入された。
18日のイギリスの新規感染者は10万8069人となお多いが、減少傾向にある。また、入院患者数も減っている。
その上で、政府は長期的な新型ウイルスとの共存戦略を実施していく予定だと表明。冬季の最後の数週間に「慎重さを失わないよう」人々に呼びかけ、NHSへの「大きな負担」は残っており、パンデミックは「まだ終わっていない」と話した。
サジド・ジャヴィド保健相は首相官邸での記者会見で、プランBの終了は「胸を張れる瞬間だ」と話した。
「この国が一丸となれば何を達成できるのか、それを思い出させてくれた」
ジャヴィド氏はその半面、新型ウイルスや新たな変異株は撲滅できないため、これは「ゴールライン」ではないと強調。「人々は、インフルエンザと同じように付き合っていく生き方を学ぶ必要がある」と話した。
ジャヴィド氏もまた、手洗いや部屋の換気、陽性が判明した時の自主隔離など、ウイルスを遠ざける対策を続けるよう人々に要請するとともに、ワクチンをまだ打っていない人に接種を呼びかけた。
こちらが元ネタ https://twitter.com/syansyan1982/status/1453971 […]
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するAd26.COV2.Sワクチン(Johnson & Johnson社)の接種により、ギラン・バレー症候群(GBS)の発症リスクがわずかではあるものの統計学的に有意に高くなることが示されました(文献1)。四肢の脱力、しびれ感が急速に全身に広がり進行するGBSは、一般的には風邪や下痢などの症状が発症もとですが、インフルエンザやポリオなどのワクチン接種や、インターフェロン製剤、ペニシラミン、ニューキノロン系抗菌薬、抗ウイルス薬、抗がん剤などの医薬品による副作用で発症することもあります。末梢神経への攻撃を受けても、多くの場合、一過性で終わりますが、ダメージが強い場合は重症になり、完治に時間がかかったり後遺症が残ったりすることもあります。
COVID-19ワクチン接種後のGBSの発症率は、10万人当たり約1人で、アナフィラキシーショック約5人/100万人より若干多い程度ですが、自然発生率と比較しても、ワクチン接種後の報告例の方が約3~4倍多いので、ごく稀に起こることを知っておいた方がよいと思われます。実際、日本でも75件のGBSの疑いが報告されているようです。
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