血液検査のアルブミンの基準値は3.9g／dL以上
アルブミンが低くなる原因は、肝臓や腎臓の障害、低栄養など

私たちの血管中の血液量や体内での水分の量を調整する重要な働き （血液の浸透圧＊の維持）をしています。血液中のアルブミンが低下すると、血管内の血液の量が少なくなったり、血管外（お腹や肺など）に水が溜まったりします。

アルブミンは半減期（血中の濃度が半分に減るまでの期間）が 14～21 日と長いため、血液検査のアルブミン値は、約３週間前の栄養状態を反映しています。
アルブミンの正常値は4.0g/dl以上で、3.5g/dl以下を『低栄養』と呼びます。

血清中に多くの蛋白質が存在するが、血清アルブミンはその約50～65％を占める。

薬物のタンパク結合を担う主要な蛋白種である。アルブミンに結合した低分子化合物は臓器に取り込まれないため、代謝・排泄されることなく血中を循環することができる。α1-酸性糖タンパク質が塩基性薬物と結合するのに対し、薬物全般特にフェニトイン、ジクロフェナック、バルプロ酸を始めとする酸性薬物と強く結合する。