【トリビアまとめ】毛虫が裁判にかけられたことがある

昔懐かしの「トリビアの泉」を再検証!

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125 PV

当時の放送より

動物に対する裁判を研究している遠藤さんはこう語る。

Q.毛虫に対して裁判が行われた?

遠藤さん
「はい、確かに12世紀にブドウの樹を荒らした毛虫に対して、裁判が行われたことがあります。」

1120年、フランスの地方都市・ランスでブドウ栽培者たちが、ブドウの樹を荒らす毛虫に対してお金を出し合って裁判を起こした。

雇われた弁護士は、被害に遭った土地を調査し、裁判所に損害の見積もりと、加害者である毛虫の身体的特徴を書きこんだ請願書を裁判所に提出。

【補足トリビア】
①「破門」は宗教の信徒を辞めさせることで、当時においては死刑宣告に相当するものだった。
②モグラに対しても、1510年スイスとイタリアの国境の町で裁判があった。畑に穴が空いて植物が生えないようにした罪とされたが、モグラは害虫を食べてくれる有益な動物であると弁護され、子供とその親、妊娠中のモグラには安全通行権と14日の猶予期間が与えられた。

再検証しました

ブドウを栽培している人たちが、被害を受けた毛虫を裁判にかけ、破門判決。

1120年、ブドウ栽培者たちがブドウの樹を荒らす毛虫に対して裁判​を起こしました

ヨーロッパでは11世紀ごろから自然の征服が始まり、それに付随して動物裁判も興った。これにも聖職者が主役を演じている。この動物裁判は1120年、フランスのラン市で司教がブドウの毛虫と、野ネズミを破門したときのものが最初である。

畑や果樹園、河川や湖沼を荒らしたり汚したりしないように、呪いの言葉をかけ、悪魔祓いと破門制裁の儀式を行うために、「破門」の根拠づけをする裁判にかけられたのでした。検察がいかに有罪であるかを説明し、彼ら(といっていいでしょうか?)は被告なので弁護人がつき、裁判官から論告がなされました。

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