アデランスの人工毛研究開発への熱意がすごい・・・!

アデランスといえば、増毛やウィッグがすぐに思い浮かぶ、知名度の高い会社です。くわしいことは知らなくてもCMは見たことがあるといった人も多いのではないでしょうか。そんなアデランスでは、自社で人工毛の研究開発を行っており、日々進化をとげています。今回はアデランスの人工毛の開発秘話などについてまとめてみました。

ねーぱ1234 さん

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アデランスとは?

アデランスは、男性向け「ADERANS」、女性向け「レディス アデランス」「FONTAINE」、毛髪移植「BOSLEY」、海外ウィッグ「HAIRCLUB」の5つのブランドを核にグローバルに事業を展開しております。

男性向けブランド
毛髪のプロフェッショナルとして、ウィッグやヘアケア商品の充実に努めています。
「髪を増やす」「髪を育てる」という2つのアプローチから、カウンセリングをもとに一人ひとりのお客様に最適な提案を行っております。

・レディス アデランス

女性向けブランド
女性にとってウィッグはライフシーンを演出する重要なアイテム。
高品質でファッション性も高いオーダーメイド・ウィッグやヘアケア&スカルプケアを提供しているブランドです。

女性向けブランド
女性にとってウィッグはライフシーンを演出する重要なアイテム。
全国の百貨店、直営店、大手流通チェーン店にて手軽に楽しめるレディメイド・ウィッグを提供しているブランドです。

毛髪移植
アデランスグループのボズレーは北米市場でトップシェアを有する、世界的な第一人者です。2015年7月31日現在、ボズレーは全米で24のクリニックと46の相談室を展開しています。

海外ウィッグ
ヘアクラブは米国やカナダにおいて、男性向け・女性向けオーダーメイドウィッグを販売。育毛サービスも提供しています。さらに、北米・欧州・アジアのグループ会社でもウィッグ事業を展開しています。

人工毛の第一人者はアデランス

近年、話題のピンポイント増毛。

数多くの人工毛メーカーが同サービスを展開していますが、その中でもダントツで支持されているのが「アデランス」です。

人工毛の第一人者はアデランスといわれています。
研究に研究を重ね、本物と見分けがつかないほどの人工毛をアデランスは作っているのです。

アデランスが開発した人工毛「バイタルヘア」とは?

数あるウィッグメーカーのなかで、アデランスだけは 人工毛の研究開発を続け、そして製造している。 タンパク質でつくられている天然の人毛に挑み続け、高分子物質によって より人毛に近づいたバイタルヘアを開発した。

バイタルヘアの開発秘話

アプローチ方法をいろいろと検討したなかで、〝芯〟と〝鞘〟の二重構造を採用。最初は芯に固い樹脂であるポリエステルを入れ、鞘にはナイロンを使うという方法を試みました。
ところがナイロンとポリエステルは構造そのものが違うので接着性がない。樹脂を溶かして押出機から押し出すと、一見接着しているように見えるのですが、冷えて時間が経つと、剥離してしまい、髪色も変わってしまいました。

一部分をベンゼン環に置き換えたセミアロマティック(半芳香族)ナイロンを使うとナイロン6に比べれば固さが出ることを見つけたわけです。芯の部分にセミアロマティック(半芳香族)ナイロンを配合することで、その固さとコシを実現できました。外側の鞘の部分には、そのままナイロン6(ポリアミド6)を使い、バイタルヘアを開発しました。

アデランスがナイロンにこだわった理由

まず一般的に人工毛をつくる高分子物質としては、ナイロン(ポリアミド)、ポリエステル、塩ビ、アクリル系などが使われます。アデランス以外のウィッグメーカーは扱いやすいポリエステルの人工毛を使っているのですが、アデランスではサイバーヘア以来、バイタルヘアもナイロンを使うことにこだわりを持っていました。それは、ナイロンのほうが究極的に人毛に近くなるという信念からです。

アデランス以外がナイロンを使わない理由

ナイロンには欠点があって扱いにくいのです。ナイロンはポリエステルに比べて柔らかく、弾性率が低い。湿度の影響も受けやすく、水分の影響で性質も変わりやすいという欠点を持っています。ポリエステルも水分や湿度管理は難しいのですが、ナイロンのほうがさらに予想できないことが起こりやすく、扱いはもっと難しい。ポリエステルは260度ぐらいが溶解温度ですが、ナイロンは220〜230度で溶けるというのも大きな違いです。

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