タナカユニバーサルってドえらい会社だぜ!!

ヨーロッパ生産のブランドを手掛ける、株式会社タナカユニバーサル。ジャーマントレーナー(GERMAN TRAINER)もタナカユニバーサルのオリジナル(本物)商品だった!

FC2USER036510FUR さん

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オリジナルのジャーマントレーナーは、世界中でもタナカユニバーサル社だけしか存在しません。

四半世紀以上もオリジナルのジャーマントレーナーを作り続ける、タナカユニバーサル社。
最大級のメンズファッションコレクション【PITTI UOMO】にも20年以上出展を続けており、ジャーマントレーナーをヨーロッパから発信し続けた実績。
同社の別ブランドの【maccheronian】【TST】【CEBO】もヨーロッパのマーケットを席捲していた時代がある。

パトリック・ユーイングも手掛けた!!

田中清司というデザイナーが、パトリック・ユーイング(PATRICK EWING)をデザインしていました。
当時は田中亀商店という履物問屋でした。
創業者の長男である2代目の田中清司さんがデザインをし、タナカユニバーサルという法人を立ち上げ、代表にもなっています。

レザースニーカーが世界に生まれる瞬間!

田中清司さんはアメリカの大学にゴルフ留学をしており、留学先の大学のクラスメイトがジョーダンやユーイング。
そこから、ユーイングとの契約を結びこのシューズが産まれたわけですね。
会社概要には、その後GRINDERSやMVPも手掛けていると記載があります

タナカユニバーサルは、瞬く間にヨーロッパ中にTSTというブランドを展開する。

ルーディック・ライターをデザインしたのは有名な話ですね。

ルーディック・ライター(LUDWIG REITER)はオーストリア王国御用達のシューズメーカー。
それまでも世界で大活躍していたタナカユニバーサルは、ルーディック・ライターでまた世界中を震撼させました。


ルーディック・ライターを手掛けている間中、タナカユニバーサルは世界中のメゾンブランドから別注企画やコラボの話で引っ張りだこ。
ヘルムート・ラング(Helmut Lang)、ディオール(DIOR)、ドルチェ・アンド・ガッバーナ(DOLCE&GABBANA )、ポール・アンド・ジョー(POLE&JOE)など注文が舞い込み始める

ファッションショーのステージに、世界で初めてスニーカーがランウェイを歩いた!!

この時に、ヘルムート・ラング(Helmut Lang)から注文があったシューズが、ステージに登場した。


過去にはパリのコレット(colette)や「Le Bon Marché」「Galeries Lafayette」、イタリアの「10corso como」「ANTONIO」「ERAL55」「Rinascente」にも出品しており、当時のVOGUE PARIS編集長もタナカユニバーサルとの交流が深かったそうです。
華やかですね~。

そもそもジャーマントレーナー(GERMAN TRAINER)って何?

何かの雑誌のインタビューで東欧の靴工場を回っていて、ドイツ軍がジャーマントレーナー(german trainer)をスロバキアで作らせていたが、その工場が倒産する話を聞き、機械や靴型(ラスト)、マテリアルやパターンを買い取ったそうです。

驚くのは他にもあって、ジャーマンアディダスやスペルガの元となったものも、同じように買い取り、所有しているそうです。

確かに、タナカユニバーサルのマカロニアン(maccheronian)の中に、スペルガと似ているものがありますよね。
イタリア海軍の靴がもとになっているそうです。

ジャーマントレーナーについて
ジャーマントレーナーは、1970〜80年代に西ドイツ軍が採用していたトレーニング用のシューズのこと。またそのデザインを踏襲したスニーカーのこと

これはかっこいいですね。
これを作ることができるのは、アディダスじゃなく、世界でもタナカユニバーサルだけなんですって。
3本ラインはもちろんアディダスですよ。

1970年代〜1994年にかけてドイツ軍でトレーニングシューズとして支給されていました。
支給終了後の1994年より現在に至るまで、当時と同じラスト(木型)、カットナイフ、アウトソール、マテリアル、シューレースを用いた仕様、製法で生産しています。

クッション性と耐久性に優れた分厚いガムソールは当時の人体工学に基づくもので疲れにくく、ミリタリーアイテムならではの機能性を感じさせます。
またスロバキアの工場では当時ドイツ軍だけではなく、アディダスやプーマの生産を担当していたなどの歴史的背景があります。

近年では、名だたるメゾンブランドが同タイプのシューズを発表しており、合わせるアイテムを選ばないシンプルで普遍的なフォルムは安定した人気を保ち、確固たる地位を確立しています。

マラソンモデルの#3183では、オリンピックのマラソン競技に使用されたマラソンソールに、軽量で弾力性に優れたEVAミッドソールを搭載しています。グリップ力に優れた無骨で迫力のあるマラソンソールは他に類を見ない存在感があります。

#1183定番カラーのホワイト、ブラック、ネイビーを中心に季節毎にさまざまな素材を使用した新作も展開しています。

ドイツ軍が使用していたオリジナルのジャーマントレーナー。
これを作れるのは、日本のタナカユニバーサル社だけ。

【オリジナル】という言葉はファッション好きにはたまらないパワーワードですよね。

マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)からのオファーに・・・

現在、世の中に広く知れ渡っているジャーマントレーナー(german trainer)
あのマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)が出品しているから知った人も多いでしょうね。

しかし、マルジェラ(Martin Margiela)が初めて作ったんじゃないんです。

マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)が、タナカユニバーサル社がパリの展示会で発表したジャーマントレーナー(GERMAN TRAINER)を気に入り、注文を入れたが、マルジェラに「自由に使っていいよ」といったそう。


マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)は感謝の意を表し、自分のコレクションには必ずジャーマントレーナー(GERMAN TRAINER)をデザインし続け、「レプリカ」と呼ぶことで、タナカユニバーサルがジャーマントレーナー(german trainer)のオリジナルオーナーと主張している。

ファッション業界に生きる者として、そしてデザイナーとして、コピー商品とオリジナル商品の区別をつけることが大切だと考えるのは、すべてのファッション業界人、ファッション好きにも理解してもらいたい考えですね。
さすがマルタン・マルジェラです!!

パリの展示会では、マルタン・マルジェラもデビューのころ。
やはり、デザインをして0から物を作る者としてのコンセプトがぶれていません。

20年以上たった今でも、マルタン・マルジェラは『REPLICA』ラインを作り続けていますよね。

【ジャーマントレーナー(GERMAN TRAINER)】は、固有名詞の総称なので誰もが自由に使用できる。

ドイツ軍が使用していた機械や靴型などを、直接購入したのはタナカユニバーサル社なので、オリジナルのジャーマントレーナー(GERMAN TRAINER)は世界中でもタナカユニバーサルしか作っていません。

RE:PRODUCTIONと言うとカッコいいけど、ただのコピー、ものまねですからね。

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