中小企業診断士 経営情報システム 勉強法まとめ

診断太郎 さん

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ネットワークを中心としたITの普及は、企業経営に大きな影響を与えています。それは、企業内の意思決定の仕組みを変えるだけでなく、企業間取引の仕組み、競争のルール、市場の在り方さえ変えようとしています。
例えば、ITを導入した企業では、事業所・店舗・工場レベルで分断されていた情報が、全社レベルにまで行き渡り、情報の共有化が図られます。その結果、消費者ニーズにマッチしたスピーディーな全社的活動により、製品開発の短縮化、在庫の削減、売上げの増大等がもたらされているのです。
こうした情報をつなぐというネットワーク化の動きは、単独の企業内だけでなく、他企業との取引関係や連携においても見られ、業種、業界、はたまた国を超えた大きな流れとして定着しつつあるのです。IT革命はまだまだ続くのです。

コンピューターがどんな原理(スイッチのオン・オフによる2進法、OS:オペレーションシステム、ソフトウェア、プログラム言語)で動くのか、どのような装置(ハードウェア、デバイス)で構成されているのかを学びます。また、経営の意思決定を支えるシステムの技術的基礎(DB:データベース、情報検索機能、集中処理から分散処理)やIT革命を支えるLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)、インターネットといったネットワークの仕組みを学びます。

「経営情報システムの対策は、高度情報処理試験のテクノロジ系をしっかり勉強すること」
ここでいう高度情報処理試験は、経済産業省が行っている情報処理関連の資格試験です。
プロジェクトマネージャー試験やITストラテジスト試験といったものがありますが、
これらを総称したものが「高度情報処理試験」と呼ばれています。
高度情報処理試験の試験範囲は大きく「テクノロジ系」「マネジメント系」「ストラテジ系」と3つに分かれてます。
テクノロジ系・・・IT関連の技術関連の知識について
マネジメント系・・・システム開発・運用時の管理方法について
ストラテジ系・・・ITシステムをいかに経営に生かすかについて
中小企業診断士試験の経営情報システムも、ほぼこのテーマで出題されています。
その中で、とくに得点源すべきなのが「テクノロジ系」になります。

経営情報システムを苦手とする方は、情報処理の国家資格である「ITパスポート試験」のテキストを参考にすると、より効率的です。

ITパスポートは、情報処理の国家試験の中では、初心者向けの資格です。

そのため、分かりやすいテキストが多く発売されています。

内容のレベルは、経営情報システムのレベルより若干低い程度ですが、小難しく書かれている経営情報システムのテキストよりも、圧倒的に分かりやすいものが多く発売されています。

まずはITパスポートのテキストを2回程度読み、それから経営情報システムのテキストに入った方が、一見遠回りのようでも理解が深まるので、暗記もスムーズに進むはずです。

なお、ITパスポート試験の範囲は、「ストラテジ分野」「マネジメント分野」「テクノロジ分野」の3つに分かれています。

このうち、ストラテジ分野は、中小企業診断士試験の「企業経営理論」などに近い内容であり、純粋に経営情報システムの内容に合致する分野は「マネジメント分野」と「テクノロジ分野」だけとなります。

そうした意味では、ITパスポートのテキストを全部読む必要はなく、効率的に時間を使えることでしょう。

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