経営情報システムを苦手とする方は、情報処理の国家資格である「ITパスポート試験」のテキストを参考にすると、より効率的です。

ITパスポートは、情報処理の国家試験の中では、初心者向けの資格です。

そのため、分かりやすいテキストが多く発売されています。

内容のレベルは、経営情報システムのレベルより若干低い程度ですが、小難しく書かれている経営情報システムのテキストよりも、圧倒的に分かりやすいものが多く発売されています。

まずはITパスポートのテキストを2回程度読み、それから経営情報システムのテキストに入った方が、一見遠回りのようでも理解が深まるので、暗記もスムーズに進むはずです。

なお、ITパスポート試験の範囲は、「ストラテジ分野」「マネジメント分野」「テクノロジ分野」の3つに分かれています。

このうち、ストラテジ分野は、中小企業診断士試験の「企業経営理論」などに近い内容であり、純粋に経営情報システムの内容に合致する分野は「マネジメント分野」と「テクノロジ分野」だけとなります。

そうした意味では、ITパスポートのテキストを全部読む必要はなく、効率的に時間を使えることでしょう。