ネットワークを中心としたITの普及は、企業経営に大きな影響を与えています。それは、企業内の意思決定の仕組みを変えるだけでなく、企業間取引の仕組み、競争のルール、市場の在り方さえ変えようとしています。
例えば、ITを導入した企業では、事業所・店舗・工場レベルで分断されていた情報が、全社レベルにまで行き渡り、情報の共有化が図られます。その結果、消費者ニーズにマッチしたスピーディーな全社的活動により、製品開発の短縮化、在庫の削減、売上げの増大等がもたらされているのです。
こうした情報をつなぐというネットワーク化の動きは、単独の企業内だけでなく、他企業との取引関係や連携においても見られ、業種、業界、はたまた国を超えた大きな流れとして定着しつつあるのです。IT革命はまだまだ続くのです。