不動産担保ローンとは、自宅や土地などの不動産を担保にお金を借りることができるローンです。

不動産担保ローンには、低金利で大口の借入ができるといったメリットがあります。

「銀行融資には頼れない」「大急ぎで大金が必要だ」「用意できなければ破産する」――ビジネスや投資において、このような危機的状況に陥るのは珍しいことではありません。その打開策として利用されるのが「不動産担保ローン」です

一般的な無担保ローンに比べ、不動産を担保にできるため、当然ながら金利は安くなります。さらに担保にする不動産の価値によっては、高額な融資を受けることもできるのも、不動産担保ローンの大きな強みです。

フリーローンに分類される不動産担保ローンは、借りたお金の使用用途に決まりはありません。原則自由に使用することができます。

現在・今後の不動産の価値を査定しての担保で融資を行うので、「長期間での返済が可能」です。

担保となる不動産の価値を評価する時間が必要になります。不動産の評価は短時間ではできません。したがって、一般的には、審査には数日かかり、実際に融資が実行されるまでには1週間程度の期間が必要になってきます。

不動産担保ローンでは、金融機関が不動産を担保とするにあたって、「事務手数料」、「不動産鑑定費用」、「印紙代」、「抵当権、根抵当権の登記費用」といった費用がかかります。

審査が通らない要因として、審査時に税金の滞納、特に固定資産税の滞納があることがあげられます。場合によってはローンを組む際に、融資金額の一部を滞納税の支払い使うことを条件に審査が通ることもありますが、滞納している税額が大きすぎる場合にはやはり審査の重荷になる可能性があります。

有担保・無担保に限らず、やはり銀行ローンの方が金利が安いというメリットがあります。金利を平均すると、銀行系は5～10％、ノンバンク系は5～15％となります。

ノンバンク系のふり幅が大きいのは、不動産評価額や利用用途によって大きく変わってくるからです。加えてノンバンク系は、審査期間が短かったり、融資までの期間が早かったりというメリットがあります。

ローンの比較といえば「金利」にどうしても注目しがちです。確かに「低金利」は大きな魅力ですが、その他にも「借入可能金額」や「融資までの日数（時間）」なども必ず確認しておく必要があります。

登録番号の表記がない金融業者はヤミ金融業の可能性が非常に高くなります。 ただし、広告に登録番号の表示があっても、話の内容がおかしいものには十分注意すべきです。

日本貸金業協会に加盟している貸し金業者は、「日本貸金業協会第×××××号」といった番号を取得しています。 日本貸金業協会への加盟は義務付けられたものではなく、あくまで任意加入ですが、業者選定の上で一つの目安となります。

特に下記のような通常の借入では考えられないような広告文句が掲載されている場合は要注意です。

審査なし
自己破産者やブラックでも借入OK
必ず貸します
希望額全額OK
失業者でもOK
多重債務者歓迎

全体的に見れば銀行とノンバンクでは、下記のように融資スピードには大きな開きが見られます。

銀行　　　　最短3週間～1ヶ月
ノンバンク　最短即日～1週間

不動産担保ローンでの「即日融資」は、限りなく不可能です。利用者の信用情報に関しては即日で判明しますが、担保に入れる不動産の評価額の計算や融資実行までに必要な手続きを考えると、なかなか「即日融資」は現実的ではありません。