パーキンソン病の治療の中心となるのは、薬物療法とリハビリテーションです。病気の進み方は個人差がありますが、初期の方が進むスピードが速いため、早めに適切な治療を受けて、規則正しい生活(薬のきちんとした服用、積極的なリハビリテーション)を送ることが大切です。
東京でパーキンソン病のリハビリ施設を探している人のための情報サイト
パーキンソン病に効果的といわれているリハビリテーション。今回は、パーキンソン病で悩む人に向けて、パーキンソン病とリハビリの関係性や東京でおすすめのリハビリ施設について紹介していきます。
リハビリテーションを行う上では、きちんと薬を服用して体を動かしやすい状態にしておくことも必要です。リハビリテーションを早くから行うことで、発症から長い年月が経っていても、移動、食事、入浴などの日常生活動作で介助を必要とすることが少なくてすみます。
パーキンソン病の症状改善や進行には、患者さんの前向きな姿勢、積極性がたいへん大きく影響します。「病気である」という事実は受け入れ、「病人にならない」という姿勢で心身ともに積極的に病気と向き合って、出来る範囲で楽しみながら過ごしましょう。
パーキンソン病の患者さんでは、特に体をねじる動作や股関節・膝関節を曲げることが行いにくくなることが多いです。各関節で動かせる範囲内で、自分でできるだけ関節を動かすことが大事です。体の柔軟性を保つため、立位または坐位にて体をゆっくり前後に曲げたり伸ばしたり、体をゆっくり左右にひねったりが有効です。
転倒のリスクを減らすため、片膝立ちや四つ這いでの片手上げなど、それぞれの身体機能のレベルに応じたバランス訓練を行います。訓練士がそばについた状態で、わざと体のバランスを崩し、それに対応できるような動きを引き出す練習を行うこともあります。
「突進歩行」や「すくみ足」などの影響で転倒リスクが高くなりますので、歩行の安定性向上を目的とした訓練を行います。
一定の間隔につけた目印をまたぎながら歩いたり、「1、2、1、2」と声をかけながら数歩足踏みをしてから歩き出したりすると、スムーズに歩行が可能になる場合があります。方向転換が苦手になる場合が多いため、スラローム歩行等を取り入れる場合もあります。
あおむけに寝た姿勢での骨盤ひねり、寝返り動作や寝ているところからの坐位、坐位から立位への移行動作などの基本動作訓練も患者さんによっては必要になります。たとえば立ち上がりの訓練は、足を手前に引き、体を前にたおしながら、肘掛けや座面を押すように立ち上がる動作を行います。介助者が前方または後方から介助してみるのもよいですが、前方に机を置いて立ち上がりの練習してみるのもよいと思います。
国立精神・神経医療研究センターは病院・研究所・メディカルセンターなど複数の機関からなる総合研究施設で、30年以上の歴史を持ち、パーキンソン病の専門疾病センターも併設されています。
当パーキンソン病治療センターは、経験豊富な医療スタッフが個々の患者さんの状況をよく把握した上で、最適なパーキンソン病の治療法を選択し、「オーダーメイド治療」を実践するために開設されました。(尚、生活習慣病などの普段の健康管理は、かかりつけ医にお願いしています。)
治療法の主体は薬物治療ですが、リハビリテーション・磁気刺激療法・ボトックス治療・手術治療(脳深部刺激治療:DBS)などもあり、パーキンソン病の専門医(脳神経内科:横地・沖山・上山)が他の脳神経内科専門医や脳外科・リハビリテーション科の協力を得て各患者さんの症状やご希望に応じて種々の治療方法を選択します。
国際細胞活性協会は、パーキンソン病の症状改善に効果的な独自の運動指導の研究を『表参道セラサイズ・スタジオ』で行っていましましたが、その効果に患者が口コミで急増。昨年の学会「第1回パーキンソン病コングレス」で発表した独自の仮説に基づき20人以上の患者で効果の確認を行い、95%以上の方が改善効果を実感。
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