立川エリアの介護待機者とは?介護施設の現状はどうなっている?

子供が保育園に入れずに待機児童となっているように、高齢者も介護施設に入居できずに待機状態になっている人たちがいます。
今回は立川エリアの介護待機者などについてまとめてみました。

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介護保険施設の待機者とは?

こちらでは、介護保険施設の待機者について見てみましょう。

待機者が解消される見込みは?

政府が進める「1億総活躍国民会議」で、特別養護老人ホームの待機者を2020年代初頭までに解消するという目標が設定されており、施設の整備、人材確保を行うことで、50万人分以上の受け皿を新たに用意する方針が打ち出されています。

介護保険施設の待機者が多い理由

介護保険の指定を受けた公的な施設(介護保険施設)なため、介護付有料老人ホームやグループホームなどと比べると、料金は安く抑えられています。

待機者が重複している可能性もある

申込数が待機者の数ではありません。前述したとおり、特養は重複して申し込むことが可能ですので、例えばA施設の申込者の中にはB施設の申込者もカウントされている場合があります。また、すでに他の施設に入居しているにも関わらず、申し込みを取り下げていない、容態が悪化していて退院できない、死亡しているなど、入居に至らない人も混在しています。

このように、さまざまな要因から待機者が増えているのです。

介護施設の現状について

こちらでは、介護施設の現状について見ていきましょう。

待機者がいるけれど空室がある

介護の仕事の現場では、職員の採用が難しく、かつ離職も多いことから、スタッフの数が足りていないというところも多々あります。介護職員の数が足りないと、入居者に十分なサービスを提供することが困難なため、空きが生じてしまうということがあります。

ハードな仕事なのに低賃金が職員離れの原因

訪問介護員の平均月給は19万8,486円。依然として20万円を下回っているという状況です。介護分野で働く労働者全体の平均月給は22万7,275円ですから、訪問介護員はそれよりも2万8,789円ほど低い値となっています。

さまざまなハラスメント被害者がいる

厚生労働省が実施した調査によると、利用者から受けるハラスメントとして多いのが、「暴言」(26.0%)、「利用者から介護保険以外のサービスを求められた」(16.8%)、「暴力」(14.4%)、「セクハラ」(9.1%)などです。

このように、待機者は増えていく中で職員の数は減り続けるという悪循環にはまっているのが現在の介護現状と言えるでしょう。

介護施設の種類について

こちらでは、介護施設の種類について見ていきましょう。

介護保険施設

介護保険サービスで利用できる公的な施設で、介護施設としての「特別養護老人ホーム(特養)※1」、リハビリを中心とした「介護老人保健施設(老健)」、長期入院して療養する「介護療養型医療施設(療養病床)」の3種類があります。

有料老人ホーム

有料老人ホームとは高齢者が暮らしやすいように配慮された「住まい」で、食事サービス、介護サービス(入浴・排泄・食事など)、洗濯・掃除などの家事援助、健康管理のいずれかが受けられます。介護サービス利用法の違いにより、「介護付」「住宅型」「健康型」の3つのタイプに分かれます。「

高齢者向け住宅

サ高住では登録基準をはっきりさせ、日中の見守りや生活相談(食事や健康に関して)など、高齢者の安心を支えるサービスを提供するバリアフリー住宅として、急激にその数を増やしています。 自立型の高齢者向け住宅としては、このほかにシニア向け分譲マンションがあります。

介護が必要な人ほど待機となっていて、現在政府も改善のための政策を考えているようです。

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