家を買うならどっちのローン!住宅ローンと不動産担保ローンを比較

マイホームを手に入れるには、かなりのお金が必要ですから個人で用意するのは大変です。そこで便利なのが住宅ローンですが、それ以外にも不動産担保ローンというものがあります。これは購入した家を担保にするローンで、万が一返済できなければその家ごと差し押さえられてしまうのです。そんな不動産担保ローンと住宅ローンの違いについてまとめてみました。

Liuconia29 さん

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家を買うならどっち!2つのローンの違いについて

ほとんどの人が家を購入する際にローンを組みます。家は高い買い物ですが、全て自分で支払うのは難しいので、住宅ローンを利用するのです。そんな住宅ローンだけでなく、最近では不動産担保ローンというものが注目されています。この2つのローンの違いについてまとめてみました。

・不動産担保ローンとは?

不動産担保ローンとは、自分が持っている土地や物件を担保として融資を実行するローンのことです。よくビジネスで使用されるローンの一つです。

ノンバンクから大きな金額を借りることができるのが、不動産を担保にすることで融資額を増やす不動産担保ローン。万が一返済ができなかった場合の担保があるため、無担保ローンに比べて審査内容も優しく、金利も低い傾向があるお得なローンです。

物件を担保にすれば大きな金額を借りることができますし、返済できなくても土地を回収すればいいので利用しやすいローンとされています。

住宅ローンも土地や物件を担保にするので似ているローンといえるでしょう。ですが、この2つにはいくつかの違いがあります。

・不動産担保ローンはいろいろなものに利用できる?

住宅ローンは実はマイホームを購入するという目的でしか利用することができないのです。

住宅ローンの利用目的はマイホーム購入に限定されていますが、不動産担保ローンについては、原則として利用目的の制限がなく、マイホーム購入やリフォーム資金、会社の事業資金、教育費用、投資用不動産の購入資金など、さまざまな場面で利用が可能です。

住宅ローンは不動産の購入で利用できる目的別ローンだからです。目的別ローンはマイカーローンや教育ローンなどの使途を明確にしたローンのことで、資金の使途を限定することで金利を下げたり、融資額を多めにしたりできるローンです。不動産担保ローンは有担保ローンというだけであって、資金使途については生活資金などに利用できます

住宅ローンはマイホームの購入のみに使用でき、不動産担保ローンは様々な目的で使用することができます。しかし、不動産担保ローンのほうは、いくつか土地を持っている人でないと利用できません。

それ以外の違いは、借り入れ金額の審査するポイントも異なります。

不動産担保ローンは不動産の価値や残債によって借り入れ金額が変動しますが、住宅ローンはあなたの収入、勤務先、勤続年数などを審査されたうえで融資金額が決まってきます。

住宅ローンは審査基準が非常に厳しく、法人代表者の場合、赤字決算が続いていると審査に通ることはまずありません。安定した収入が恒久的に得られることが、審査通過の条件であることを理解しておきましょう。それとは対照的に、不動産担保ローンは赤字決算の場合でも審査に通過する可能性があります。

上記のように、住宅ローンは審査が厳しく、借りる人の収入や勤務先などによって融資金額が異なります。不動産担保の場合は、土地によって借り入れ可能な金額は異なりますが、比較的融資を受けやすいローンです。

返済できないと追い出される!?不動産担保ローンのデメリット

住宅ローンと比べて、不動産担保ローンのほうが借りやすいという印象が強いです。しかし、不動産担保ローンにはいくつかのデメリットがあります。万が一ローンを返済できない場合は、自分が住んでいる家から追い出されることもあります。

強制競売
返済が滞り、返済不能になると、担保不動産を売却して借入を返済するか、または、抵当権を実行し、強制競売により回収することとなる。

住宅ローンも返済できない場合に家を売却させられますが、返済期間は最長で35年となっているので返済することはそこまで難しくないです。不動産担保だと返済期間は5~10年程となっているため、住宅ローンよりも厳しくなります。

返済期間を延ばすことができれば家計のやり繰りもしやすいですが、期間が短いとどうしても経済的に苦しくなり、返済が厳しくなってしまい、追い出される可能性が高いです。

・後から担保の額が増えることも?!

融資を申し込んだタイミングと比べて、後々担保物件の不動産価値が下がってしまった場合、追加担保を要求されることもあります。

土地や物件の価値は、常に一定ではなく下がることがあります。そのため、土地を売却させられても、高く売ることができなければ足りない分も返済しないといけません。

ですから、ある程度裕福でないと不動産担保ローンだと損をする恐れがあるので気をつけてください。

無理なく返済できる方法を選択しましょう

不動産担保ローンを利用するなら他の土地を担保にする必要があります。また、土地を所有していない人は住宅ローンを利用しましょう。土地を担保にするといっても、返済期間は短いですし、土地の値段は変動するので安全なローンとはいえません。自分に合った無理なく返済できるローンを組んで、せっかく手に入れたマイホームを追い出されないようにすべきです。

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